「日立電鉄線を存続させる会」が10月15日、橋本昌茨城県知事、樫村千秋日立市長、渡辺龍一常陸太田市長に、鉄道としての存続に力を尽くすよう求め提出した要請書 |
2004年10月15日 |
茨城県知事 橋本 昌 殿 |
日立電鉄線を存続させる会 代表 五十嵐 武夫 小野瀬 文雄 |
日立電鉄線を存続させるための要請書 |
日立電鉄線の存続を願う高校生や住民の署名は5万人をこえ、強い要望となっています。 しかし、日立電鉄(株)は、来年3月廃止の届出を行ってしまいました。今年中には代替バスを申請しようとしています。 代替バスについて、日立電鉄(株)社長は、「乗客が減少すれば代替バスの縮小を行う」と、新聞のインタビューにこたえており、縮小から廃止に連動することは、全国や県内の実例で明らかです。 県が本年3月に発表したように、鉄道存続こそ定時高速運行、環境、交流、地域経済など、バスに比較して効果と将来性があるのです。 今、存続のための新しい動きがはじまりました。市民団体が受け皿会社を設立し、岡山電気軌道(株)が鉄道運行について、支援をするというものです。 県として、これらのとりくみを積極的に受けとめ、存続にむけて下記のような支援策をとられるよう要請いたします。 記 1.これまでの実務者会議ではなく、県が中心になって存続のための対策協議機関を設置すること。 関東運輸局、日立市、常陸太田市に加えて、利用者団体や住民の代表などで組織すること。 2.公共交通機関として位置づけ、上下分離方式を採用し、施設や鉄道敷については、県が資産を譲受すること。 3.市民団体設立会社に、県や両市も出資し、第4セクター方式など、市民と共に新会社設立に努力をすること。 4.岡山電気軌道(株)の鉄道事業の積極的な支援策を生かすこと。 5.鉄道再生プラン(運行本数、駅との連携バスの運行、駐車場などの環境整備)を、対策協議会でつくること。 |
以 上 |
日立市長 樫村 千秋 様 |
2004年10月15日 日立電鉄線を存続させる会 代表 五十嵐 武夫 小野瀬 文雄 |
日立電鉄線を存続させるための要請書 |
日立電鉄線の存廃をめぐって、日立市は早い時期から「存続は困難」として、日立電鉄(株)といっしょに代替バスをすすめてきました。 最近の新聞報道で日立電鉄(株)社長は、インタビューのなかで、代替バスの乗客が減少すれば、代替バスも縮小すると答え、市民から不信の声があがっています。縮小から廃止に連動することは全国の例や日立市のこれまでの経験で明らかです。これでは高校生や高齢者など交通弱者にとって最悪です。まちづくりや地域経済にとっても大きなマイナスです。 茨城県、常陸太田市は、存続と代替バスの並行的な検討の立場でのぞみ、岡山電気軌道(株)と協議を進めて存続の可能性を追求しています。また、市民フォーラムも存続にむけて市民出資の受け皿会社の設立をしめしています。 当市としても、存続にむけての新しい動きを積極的に受け止めて、支援することを強く要請します。 |
日立電鉄線を存続させるための要請書 |
常陸太田市長 渡辺 龍一 様 |
2004年10月15日 日立電鉄線を存続させる会 代表 五十嵐 武夫 小野瀬 文雄 |
日立電鉄線の存廃をめぐって、常陸太田市は存続と代替バスの並行的な検討の立場で存続の可能性を追求し、日立市は早い時期から「存続は困難」として日立電鉄(株)といっしょに代替バスをすすめてきました。 最近の新聞報道によると日立電鉄(株)の松場社長はインタビューのなかで、「代替バスの乗客が減少すれば、代替バスも縮小する」と答え、市民から不信の声があがっています。縮小から廃止に連動することは全国の例や、両市のこれまでの経験で明らかです。これでは利用者、特に高校生や高齢者など交通弱者にとって最悪です。まちづくりや地域経済にとっても大きなマイナスです。 現在、茨城県、常陸太田市が存続にむけて岡山電気軌道(株)と協議しています。また「市民フォーラム」は市民出資の新会社の設立をしめしています。 常陸太田市は、存続にむけての新しい動きを積極的に受けとめて支援すること、存続の追求に県といっしょになって最善の力を発揮されるよう強く要請します。 |
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日本共産党 茨城北部 地区委員会 |