茨城、栃木両県の那珂川関係漁協が国を相手取り霞ヶ浦導水事業の取水口(水戸市)建設差し止め仮処分を申し立てた裁判の第六回の審尋が12月16日、水戸地裁で開かれました。
漁協側は「霞ヶ浦導水事業による那珂川の魚類・生態系影響評価委員会」(委員長=川崎健・東北大学名誉教授)の報告書をふまえ、漁業に影響を与えるとした準備書面を提出しました。
審尋終了後に会見した那珂川漁協の君島恭一組合長は「国は『受忍限度内』というが、(取水口建設現場付近で)漁をしている人は他の場所に移ることがむずかしくなるという問題も出てくる」と語りました。
09年2月17日の次回審尋が、最終になる見込み。
|