日本共産党茨城北部地区委員会                                   

2万7千人反対署名提出  那珂川アユ裁判
建設差し止め求めパレード   水戸で漁協や支援者

 茨城、栃木両県の関係漁協が霞ヶ浦導水事業の那珂川取水口(水戸市)の建設差し止めの仮処分を申し立てている裁判で(那珂川アユ裁判)の第三回審尋が開かれた7月8日、漁協側は建設差し止めを求める二万七千三百四十人の署名を第一次分として水戸地裁に提出しました。
 漁協側では集会を開き、組合員や支援者三百五十人が水戸市内をパレードし、裁判への理解と支援を市民にアピールしました。

 集会では那珂川漁協の君島恭一組合長、栃木県那珂川漁連の金子清次会長があいさつ。「県内水面魚連が支援を決めた。市民団体や労働組合からの支援に感謝している」(君島氏)、「市町村の関心も高まっている。連合栃木に協力を決めていただいた。 県下全域に署名活動が広がっている」〈金子氏)などと茨城、栃木両県で支援の輪が広がっていることを報告しました。来賓の茨城県内水面漁連、栃木県漁連の代表が連帯と激励のあいさつをのべました。

 漁連側弁護団の谷萩陽一弁護士は「裁判を通じて世論を変えている」と強調。丸山幸司弁護士は「関係漁協が結束してたたっかているのは例がなく、全国に誇れることだ。世論を高め、裁判所を動かしていこう」とよびかけました。 (写真は水戸市議団サイトり)
(「しんぶん赤旗」08年7月9日)

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