投 稿
町議選をたたかって 茨城県十王町議会議員 根本 陽一 |
前回得票を132票のばし、先の衆議院選の比例票の1.56倍の得票を得て、定数14の中7位で当選することができました。 前回は、定数16の中で15位でしたから、定数が2減らされ14では、“番外からの出発での躍進”と言えるかも知れません。その教訓について報告したいと思います。 1つは、前回当選後、毎週発行してきた「町政リポート」と、この選挙にあたって、その縮刷版をつくり、対話の中で配布したことです。 私は以前からコピー機と印刷機を持っていましたが、こんどの選挙では、その「町政リポート」の縮刷版を自分の印刷機でつくり、背表紙をつけて製本し、「4年間の中で読んでいただきたいものを綴じてみました。是非お読み下さい」と渡しました。500部つくり、得票は対話し渡した数とほぼ同数でした。 2つは、宣伝物は11種類、38560枚でしたが、みなさんに読んでいただけたビラができ、それを全戸に配布したことです。 選挙直前に、高萩・十王事務組合において、水増し不正事件が発覚し、それを解明しようとする調査特別委員会の設置に、高萩市の多くの議員が賛成したにもかかわらず、私以外の十王町の議員が反対したということがあり、その事実を知らせたました。「今ビラを見ていて感動しました。応援しています。主人と一緒に入れてきます」との声も多く出されました。十王町は、4500世帯ですが、ビラは1回5000枚つくり、まさしく全世帯に配布されました。 3つ目は、ITのフル活用がされたことです。 その1つは、告示前のアナウンススポットは、大内智子さんがCD-R吹き込み活用しました。 2つは、ポスターや選挙ハガキ、ビラの宣伝物は、すべて手作りによるものであり、材料を提供したのは私ですが、北茨城の鈴木孝夫さんが起案し、それをネットに載せ、高萩市の平正三市会議員と私の3人が同時に、チェックを入れ、メール等でやりとりをし、でき上がっていきました。 そして印刷屋さんには、CD-Rで持ち込みましたから、版下作成代がうきました。また一部、自分の印刷機でつくったビラは、パソコンから印刷機に直接出力しましたから、文字も鮮明であり、写真もきれいに出ています。 ポスターの写真は、鈴木孝夫カメラマンのデジカメ、印刷もプリンターでしたから、紙代ぐらいですみましたから、印刷機の交換用インクドラムを買うことができ、最後のビラと当選後の後援会ニュースは、茶色で印刷できました。 3つは、あかつき印刷で発行している名簿管理ソフトの活用です。 訪問した人すべてを名簿に入れ、従来から何らかのつきあいがある人を含め、800名の名簿を積み上げました。町議選のハガキは800枚ですが、戻ってきたのが、住所の入力間違いなど1%という精度の高い名簿ができました。論議の分かれるところですが、宛名書きもプリンターでした。 名簿一覧を地域ごとにプリントし、すべての人と電話などで対話していただき、その反応なども書き込んでいただきました。後援会ニュースに載っている激励の声は、その中の1部であり、生の声なのです。 これを最初からやっていたなら、今頃は3人、4人の議員団は作り出せたはずだと思うほどです。 私のホームページを通じて親交を深めてきたトランペッターの松平晃さんが、川崎市から、演説会と告示日の2回きてくれました。選挙に勢いがつき「トランペットがすてきだった」との話題ともなりました。 ただ、最大の弱点は、「支部が主役」の選挙にならなかったことです。昨日も支部会議を開き、支部づくりを論議したところです。 後援会ニュースにもありますが「根本さんは、どんなささいなことでも親身になって相談に乗ってくれる大事な人」という評価を噛みしめながら、生活保護の受給や街灯の補修など数多くの相談に乗っているところです。 11月には、日立市と合併となります。私も日立市議会議員となり、日立市に初めての3名の日本共産党議員団が誕生します。長期間にわたり「住民の暮らしを守る」強力な議員団となるようがんばる決意です。 |
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