日本共産党ひたちなか市委員会(水谷勲市委員長)は、小銃と銃剣を携帯した完全武装の自衛隊による市内徒歩行進訓練に反対し、11月24日の夜8時半から、市内行進の出発地である陸上自衛隊勝田施設学校前で、緊急の抗議集会を開きました。
今回の自衛隊による訓練は実施直前に、自治会の「至急回覧」で該当する地域住民に知らされたもので、党市委員会は、ただちに市当局へ中止を要請。間髪を入れずに出発時間に合わせての緊急抗議行動をよびかけました。
集会には、寒い夜の時間帯という悪条件にもかかわらず、訓練を知って心配になり急きょかけつけた女性をふくめ20人をこえる市民が参加し、訓練中止を求め断固抗議しました。
いつものように若い女性たちが語らいながら歩いているすぐ脇を、銃を持った迷彩服の自衛隊の集団がすれ違っていく姿を見た女性は、「えっ、これって現実?、とても怖い」と話していました。
水谷市委員長は「小銃と銃剣を携帯しての訓練は、大多数の市民に不安と恐怖心を与えるもの。まして、わが国は憲法9条をもつ国として、戦争放棄と戦力の保持の禁止をかかげている世界で唯一の国です。平穏な市街地を住民の理解なしに回覧板一枚で戦闘訓練目的に行進するなどゆるされません」と話しています。 |