北茨城民報2002年1月27日号
大北川で羽を休める白鳥とカモメ
ロシアから一万四千キロを飛んで
大北川に白鳥がやって来た
大北川の河口付近に昨年の暮れ以来、白鳥の親子四羽が飛来し、カモなどと共に静に羽を休めています。
隣のいわき市の鮫川には、例年数百羽の白鳥が飛来して有名ですが、大北川への白鳥の飛来は地元の年配者に聞いても記憶になく、「今回が初めてではないか」と話しています。
大北川の白鳥はオオハクチョウという種類で、ロシアから一万四千キロの長旅を飛んでやって来たと思われます。四羽のうち子どもの白鳥の一羽が今年に入って姿が見えず心配されますが、来年はさらに多くの仲間の白鳥を連れて、大北川に飛来してほしいものです。
この白鳥も冬の間は越冬地の大北川で過ごし、たぶん三月頃には、また繁殖地のロシアに帰っていくと思われます。
新春賀詞交歓会が開かれる
一月十八日、市商工会主催による「新春賀詞交歓会」が磯原町の商工会館において開催されました。市の各界から約二百名が参加し懇談しました。
主催者を代表してあいさつした長瀬商工会会長は「構造改革も大事かもしれないが、何より景気対策をなんとかしてもらわなければ、地域経済は大変なことになる」と述べました。また、村田市長は「今年はウマ年にちなんで大いに飛躍する年になるよう希望する」。大畠衆院議員は「小泉内閣は破壊だけで創造がない。来年度も政府自らがマイナス成長というほどで厳しい年になる」。鈴木県議、中村市議会議長からも、それぞれあいさつがありました。
日本共産党の福田明、鈴木やす子議員も参加し、「不況の中で市内の商工業者、農水産業者の暮らしは大変な状況であり、地域経済を守るため今年もがんばりたい」と語っています。
土砂の撤去すすむ大北川
大北川のJR鉄橋上流の土砂の浚渫工事が行われ、堆積していた土砂の中洲も取り払われて、改修がすすんでいます。
この問題は地元住民からも要望がつよく、昨年の市議選では日本共産党が公約にも掲げていた問題です。今後も引き続き土砂の撤去を行うよう県に働きかけていく決意です。
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