北茨城民報2002年3月17日号

3歳未満の医療費無料化、県内十五市で実施。本市でも早急に実施せよ

 県内の自治体の中で、乳幼児の医療費を無料化する流れが大きく広がっています。特に3歳未満児までの無料化制度は県内21市のうち、すでに実施している高萩市や今春から実施する日立市等を含め15市(下表参照)にのぼります。

 ある市内の若いお母さんは「子育てするなら、子どもの医療制度や文化施設が充実している高萩市や日立市のほうがいい、という声が友達からも聞かされる。北茨城市でも隣の市が行っている乳幼児の医療費の無料化をぜひ実施してほしい」と、語っています。

 日本共産党市議団は三月議会でもこの問題を取り上げ、市長に実現を迫りました。今後とも市民と力を合わせてかならず早期に実現するためにがんばります。

3歳未満の医療費無料状況(2002年4月実施も含む)

3歳未満児まで(一回500円・一ヶ月1000円)一部自己負担と
なっていますが、多くの市では無料となっています。

市名 実施している○
水戸
日立
土浦
古河
石岡
下館
結城
竜ヶ崎 4歳未満まで助成
下妻
水海道
常陸太田
高萩
北茨城
笠間
取手
岩井
牛久
つくば
ひたちなか
鹿嶋
潮来 就学前まで助成

県内21市の市長交際費額・北茨城市は第五位
(2002年度予算額)

順位 市名 金額(単位万円)
水戸 600
日立 600
ひたちなか 580
土浦 550
北茨城 520
下館 520
結城 500
水海道 500
常陸太田 480
10 下妻 450
11 岩井 430
12 つくば 400
12 潮来 400
12 笠間 400
15 古河 380
16 竜ヶ崎 360
17 鹿嶋 350
17 高萩 350
19 取手 330
20 牛久 250
石岡 暫定予算

   雨情の里国際童謡フェスティバル始まる
 
今年は野口雨情の生誕百二十年にあたります。そこで北茨城市として、県の協力も得て、いくつかの記念事業に取り組みます。

その最初の事業として、まず雨情の里国際童謡フェスティバルが3月9日ふれあいセンターで開催。12回目の雨情記念賞童謡作詞コンクールの結果が発表され、市内小・中学校三校の合唱団の歌声で披露されました。後半は、グレッグ・アーウィンさんが、馴染みの童謡を自ら英訳したものを、流暢な日本語と共に紹介、時には、 二国語の合唱ともなり、大変楽しい舞台となりました。    
 
同会場では、この日から、童謡アート展が17日まで開かれます。ユネスコの「こどもと遊び」写真展も同時開催。また、10日・16日、午前・午後と二回ミニ・コンサートで、ピアノ・エレクトーンなどの演奏にふれられます。

 
 17日は、日立シビックホールで童謡の集いを開催。市内の合唱団、県内・県外からの合唱団も含め、15グループの発表があります。
(以後、雨情映画上映会、生誕特別企画展など、各種事業が企画されています。)