(北茨城民報2002年3月31日)

(三月議会での日本共産党市議団の質問大要を紹介します。鈴木康子議員の質問は次号で紹介します)

福田明議員の一般質問大要

国民に耐え難い痛みを押しつける小泉「構造改革」

[福田]小泉内閣の「構造改革」は「不良債権の早期処理」という名目で企業倒産、信金、信組つぶしの道です。また、医療改革と称して、サラリーマンの三割自己負担や高齢者の本人一割負担の徹底など、国民のいのちと暮らしを破綻させる道以外の何ものでもないと考えるが、市長の見解を伺います。

[市長]構造改革は必要だと考えています。問題はどこまで国民が絶えられるかである。私も、一部受益者負担はこれからもやめる考えはない。

3歳未満児の医療費の無料化を

[福田]近隣の自治体を見ても、いわき市は6歳未満児まで無料、高萩市は3歳未満まで無料、日立市もこの春から3歳未満まで無料になり、県内でも圧倒的多数の市が無料化に踏み出している。本市としても実施すべきである。県内二十一市の状況を伺う。

[福祉部長]昨年十月時点で十一市で実施している。

[福田]今年の四月からは十六市で実施され、県北ではほとんど実施されている。本市でも三百四十万円あればできる。ようは市長のやる気があるかどうかである。

難病患者見舞金の創設を!

[福田]難病患者の医療費が一部有料化されてから、難病患者の医療抑制が進み、病状の悪化が懸念されている。県内でも「難病患者見舞金」制度を創設する自治体が増えている。本市でも難病患者に「政治の光」をあてて、一刻も早くつくるべきです。

[福祉部長]県内でもすでに十一市で実施し、八市で調査、検討しています。本市でも前向きに検討します。

国保の減免制度の拡充を!

[福田]国保は、この不況の中、「払いたくても払えない」実態となっています。失業すると国保に加入する人が多いが、失業中に「高い国保税」を払うのは至難の業です。失業者や所得が大幅に落ち込んだ人に対して、国保税を減免できる「条例」ないし「要綱」をつくるべきです。

[福祉部長]すでに条例で定めている。昨年の減免申請者はゼロです。

[福田]市の条例は失業者を対象としていない。だから申請者がいないので実情に即した条例に改正すべきです。

「ゴミ有料化」はゴミ減量につながるか?

[福田]市は「指定有料ゴミ袋」導入、いわゆるゴミの有料化を検討しているが、これでゴミが減るのか、また、ゴミの分別収集については何種類を考えているのか。

[市民部長]有料化はゴミ減量の大きなインパクトになります。分別収集は現在の五種類を十四分別にする計画です。

市の合併問題について

[福田]県の「合併推進要綱」では、本市は第一段階で高萩市と、第二段階で日立市、十王町までの合併を目指している。現状はどのような状況か伺う。

[市長]具体的な動きにはなっていない。

◎その他、教育問題を質問しました。


市が人事異動を内示

市は三月二十七日に人事異動を内示しました。部長・次長級の新人事異動は次の通りです。(敬称略・カッコ内役職は旧部署)

◎総務部長 大友麒一郎(産業部長)

◎保険福祉部長 五十嵐忠男(都市計画部長)

◎産業部長 石川靖男(人事課長)

◎都市計画部長 小山田巌(水道部長)

◎議会事務局長 菊地孝徳(議会事務局次長) 

◎教育次長 塙富士夫(茨城県)

◎市立病院事務部長 永山功(市立病院事務局長)

◎市長公室次長 甲高忠(総務部次長)

◎市長公室次長・市政推進担当 増田邦生(教育総務課長)

◎総務部次長 下斗米積(総務課長)

◎市民部次長 小室斌(市民課長)

◎都市建設部長 篠原武司(都市計画課長)