日本共産党茨城北部地区委員会                                   

       クラスター爆弾
 百里基地に残虐兵器
  茨城県議会委で山中議員が指摘   議事録全文

 12月13日の茨城県議会予算決算特別委員会で総括質疑に立った日本共産党の山中たい子議員は、県のPCB廃棄物の処理計画をただすとともに、航空自衛隊百里基地への米軍機訓練移転の受け入れに反対するように迫りました。
 これにたいし、橋本昌県知事は「まだ(計画の)中身はよくわからない」として自らの態度表明は避ける一方、「地元の声を最大限尊重する。地元が反対なら反対だ」と答えました。
 山中議員が、米軍がイラク戦争で使い「残虐兵器」と国際的非難を浴びたクラスター爆弾が百里基地に保有されていることを指摘し、「知事は知っているのか」と質したのにたいして、知事は「承知していない」と答弁。基地の危険性をつかんでいない知事の姿勢が浮き彫りになりました。 
 (「しんぶん赤旗」2005.12.14)
クラスター爆弾とは? クラスター爆弾に関する質問主意書(小泉親司参院議員) ウィキペディア(写真あり)

 「地元反対なら私も反対」 −− 橋本知事

 知事は答弁の中で「(訓練を)やるということが決まっていないし、中身についても、においすらしていない。極めて不透明な中だが、地元が反対ということなら、私も反対ということだ。これまで、あえて反対とは言ってきていないが、相手方(防衛庁)もそういうふうに認識していると考えている」と述べた。
 知事はまた、百里基地で1990−2004年までに、日米地位協定に基づく自衛隊機と米軍機の訓練が5回実施されたことも明らかにした。
 この問題について、知事はこれまで訓練の具体的内容を踏まえて対応する考えを示し、今月初旬、防衛庁の高木毅政務官が知事のほか地元・小川町や鉾田市などを訪問した際も、「『具体的な話を聞かなければ何とも答えようがない。地元としては騒音が増えるということで大きな反対がある』とは申し上げた」と述べるにとどまっていた。「茨城新聞」2005.12.14

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