米軍再編による航空自衛隊百里基地への米軍機の訓練移転問題で東海村議会総務委員会(飛田静幸委員長)が現地視察を計画していることが明らかになりました。
米軍機の訓練移転問題で県内の議会が現地視察するのは初めて。26日に小川町役場で騒音被害や住民の声を聞き、百里基地で広報担当者から説明を受ける予定です。
現地視察は、昨年の12月定例議会で継続審査になった「訓練移転に反対する意見書(案)」(日本共産党村議団が提案)審査の一環として実施するもの。
飛田委員長は本紙の取材に、「意見書は即決してもいいものだったが、委員の中から一度現地を見てから、という声もあり具体化した」と説明。意見書の扱いについても3月定例会を待たずに「2月の早い時期に処理したい」としています。
意見書案は、現状でも騒音被害が深刻な百里基地の実態をあげ、米軍の訓練を受け入れれば住民は「いっそうの騒音被害を強いられる」と指摘。そのうえで、東海村など「周辺には、原子力施設や鹿島工業地帯が立地しており、上空飛行による影響も懸念される」と強調。橋本県知事に対し米軍訓練移転に絶対反対するよう求める」としています。 |