4月末の市長選挙で初当選した茨城県小美玉市の島田譲一市長が5月6日、初めての議会に臨み、同市にある航空自衛隊百里基地が在日米軍の再編で米軍機訓練の移転先になっている問題について、議会と周辺住民の意見を尊重していく考えを表明しました。日本共産党の福島ヤヨヒ議員の一般質問に答えたもの。
同市議会は4月11日の臨時会で訓練移転への反対決議を全会一致で可決。「百里基地周辺地域整備協議会」住民4600人余の反対署名を市などに提出しています。
福島議員は質問の中で、「基地の地元に騒音と不安を押し付け、週末の静けさも保証されなくなる」と指摘。「市長は住民生活を守るために米軍機の訓練移転に反対を表明すべきだ」と迫りました。
島田市長は「議会と周辺住民の意見を尊重し、県などと協議していきたい。周辺住民の要望は国に要望していくとともに、市としても基地対策を講じてまいりたい」と答弁しました。 |