日本共産党茨城北部地区委員会                                   

「日米訓練 国に中止を求めよ」 茨城県知事に申し入れ


 日本共産党茨城県委員会と同県議団は10月11日、航空自衛隊百里基地〈茨城県小美玉市)でおこなわれる日米共同訓練の中止を国に求めるよう橋本昌知事あてに文書で申し入れました。
 米軍再編に伴う訓練移転で、15日から19日の5日間、三沢基地〈青森県〉の米軍第35戦闘航空団(F16戦闘機)と百里基地の航空自衛隊第7航空団(F15戦闘機)が日米共同訓練を実施します。要請には田谷武夫党県委員長、大内久美子、山中たい子両県議が出席しました。山口やちゑ知事公室長が応対し、文書を受け取りました。
 田谷、大内、山中の三氏は、「今回の共同訓練をうけ次回以降、訓練の規模が大きくなる可能性がある」、「これまで以上に騒音被害がひどくなる」防衛省との交渉では米軍の宿泊は基地内だが、外出は自由であることを明らかにしており、米兵による事故、事件が心配される」とのべ、住民の安全を守る立場から国に対し共同訓練の中止を申し入れるよう求めました。山口知事公室長は「関係のところに伝える」とのべました。



 「大洗町は中止要請を」 町長にきくち町議

 百里基地で実施予定の日米共同訓練について、同基地所属の自衛隊戦闘機の飛行コースになっている茨城県大洗町の日本共産党・菊地昇悦町議は11日、小谷隆亮町長に申し入れを行いました。
 席上、きくち町議は「大洗町が訓練空域への通過地にもなっているにもかかわらず、事前説明もなかった」と指摘。町長が日米共同訓練に抗議し、国に中止を要請するよう申し入れました。
 小谷町長は(「騒音が)基準値以下ということで町には連絡が来なかった」と不満の意を表明。「小美玉市(基地所在地)には、そちらだけの問題ではないので力を貸してほしい、といっている」と答えました。  
 大洗町では16日告示で町議選が行われ、日本共産党から、きくち町議が立候補します。
(「しんぶん赤旗」2007.10.12)  
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