日本共産党茨城北部地区委員会                                   

 米F16の騒音は、事故は・・・
 共同訓練やめよ  
百里基地に抗議  茨城実行委


 在日米軍の再編に伴う日米共同訓練が茨城県小美玉市の航空自衛隊百里基地で始まった10月15日、「米軍機来るな茨城実行委員会」は同基地正門前で抗議行動を行い、石破茂防衛相あての文書を基地側に手渡して共同訓練を中止するよう申し入れました。日本共産党の田谷武夫県委員長、大内久美子、山中たい子両県議が同行しました。
 地元では訓練期間中の騒音問題や安全対策について不安の声が出されています。
 抗議行動には50人余が参加。県平和委員会の松原日出夫代表理事が、応対した第七航空団の土井幸男渉外室長に「訓練は県民の意思に反する。イラク攻撃に出撃した三沢基地のF16戦闘機との訓練は防衛とは無縁」とのべ、訓練の中止を要求。そのうえで、▽米兵の外出を認めるのか▽原発上空を飛行するのか一なでとただしました。
 土井室長は「米兵の人権もあり外出をとめることはできない。訓練は通常の訓練空域で行うが、細部については申し上げられない」という態度に終始しました。
 地元住民の宮沢昭さん(79)、梅沢田鶴子さん(51)=日本共産党小美玉市議候補が「民間『共用』化で基地が拡大されている。事故のおそれもある」、「夜11時45分ごろまでエンジンテストをしている。安眠妨害はやめてほしい。米兵の外出を制限してもらいたいというのが住民の願い」とのべ、あらためて訓練の中止を求めました。


 塩川衆議院議員ら街頭で中止訴え

 10月15日から始まる航空自衛隊百里基地での米軍F16戦闘機と空自F15戦闘機との共同訓練を前に、日本共産党茨城県委員会は10月14日、基地のある小美玉市で街頭演説を行いました。
 塩川てつや衆議院議員は、「米軍訓練移転の本質が沖縄の負担軽減ではなく日米の相互運用性の向上にあり、F16が所属している米軍第35戦闘航空団は2003年のイラク戦争開戦時にバクダットを攻撃し、民間人を多数死傷させた無法な部隊だ」と指摘しました。
 地元で営業している佐藤孝男さんは「今でも騒音でテレビも聞こえない。海外で日米が一緒に戦争するための共同訓練は絶対やめてほしい」と話しました。梅沢田鶴子小美玉市議候補は「米軍を迎え入れての訓練は百里基地が相手側から攻撃される危険が出てくる」と訴え、福島ヤヨヒ同市議は、「防衛省に直接住民の怒りの声を届けた」と報告しました。
 
訴える塩川てつや衆院議員 質問に答える塩川てつや衆院議員
(写真は、塩川議員サイトより)
(「しんぶん赤旗」2007.10.16)  
参考:「百里基地反対運動」サイト
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