日本共産党茨城北部地区委員会                                   

 百里基地の共同訓練で市民集会
 茨城に米軍機いらない

 航空自衛隊百里基地で実施された日米共同訓練に対し、「米軍機くるな 秋の市民集会」が水戸市内で10月21日、開催されました。県内の平和、市民団体、労働組合でつくる「米軍機くるな茨城実行委員会」が主催し、百人余が参加しました。
 国際問題研究者の新原昭治氏が「米軍と自衛隊の戦争計画はここまで来ている」と題して講演し、百里基地における米軍機「訓練移転」による空の日米共同訓練(15日〜19日)の戦略的背景を解明しました。新原氏は、米軍再編についての米空軍公式文書を引用しながら、米空軍と航空自衛隊の共同訓練と一体化の動きは、「多国籍軍としての戦争遂行能力の強化」をめざす危険きわまるもので、憲法九条を正面から踏みにじっていると指摘しました。また福田内閣が、小泉、安倍両政権からひきついだ米軍再編強化の政策を、国民の抗議を無視して推進しているときびしく批判しました。
 講演に続いて、実行委員会の伊達郷右衛門事務局長が百里での米軍訓練の実施に反対して政府への中止申入れ、共同訓練初日には百里基地正門前で防衛省への中止要請を行ってきたことなど、経過を報告しました。さらに運動を持続的に発展させるために「米軍機くるな茨城実行委員会」を強化する申し合わせ事項を提案し、確認されました。
 参加した青年は「新原さんの話でどんなに米軍再編が危険なことかわかった。みんなに知らせていきたい」と話していました。
(「しんぶん赤旗」2007.10.23)  
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