防衛省の北関東防衛局は、航空自衛隊百里基地での日米共同訓練での騒音測定結果を10月27日までに明らかにしました。
日米共同訓練は米空軍三沢基地所属のF16戦闘機が参加し、10月15日からの5日間にわたり行われました。北関東防衛局は16日からの3日間、基地周辺の5市町(小美玉市、鉾田市、茨城町、行方市、かすみがうら市)で騒音調査を実施していました。
測定の結果、F16は小美玉市の住宅地にある上合公民館で100デシベル(17日午前)を最高に百里基地離陸時には97デシベル以上を記録しました。110デシベルが前方2bでの自動車のクラクション、100デシベルが電車が通過中のガード下に相当し、90デシベルは騒がしい工場に匹敵する騒音です。80デシベルは地下鉄の中に相当します。
鉾田市の群境コミュニティーセンターでは、84デシベル(17日午前)を最高にして着陸時に70デシベルを超えるものが目立ちました。
茨城町の城之内公民館では93デシベル(17日午前)の騒音、行方市の旧羽生幼稚園では77デシベルを記録しました。かすみがうら市の青果物集荷場では87デシベルの騒音でした。
防衛局は17日には7カ所追加して測定を行いました。鉾田北中学校(鉾田市/地図参照)で米軍F16は69デシベルを最高に60デシベル台の騒音を記録しました。このF16と共同訓練をしていた空自のF15戦闘機は平日の同中学校上空を97デシベルという高い騒音で通過していたことが判明しました。 |