那珂川取水口 反対署名10万超す
茨城、栃木の関係漁協 |
国交省がすすめている霞ヶ浦導水事業の那珂川取水口(水戸市)について、「漁業権を侵害する」などとして建設差し止めの仮処分を申立てている茨城、栃木両県の関係漁協は12月24日、新たに一万七千八百五十二人分の反対署名を提出しました。
これにより、水戸地裁に提出された署名数の累計は十万八十四人分となり、目標にしていた十万人の大台を突破しました。
関係漁協は「漁協組合員や内水面漁協、釣り愛好団体、市民団体、労組の支援のたまもの。仮処分決定が予想される来年3月に向けて、勝利するために全力をつくしたい」と話しています。
同日、裁判をたたかっている那珂川関係漁協と、10月に「事業中止を求める決議」を採択した大涸沼漁協がそれぞれ、アユ漁やシジミ漁に重大な被害をもたらすとして、あらためて取水口建設の中止を訴えた上申書を同地裁に提出しました。
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