投 稿
  
 坂のまち越中八尾に今も歴史が息づく「おわら風の盆」
 
 「おわら風の盆」を見に行ってきました。富山県八尾(やつお)町は、人口5,700 人の小さな町ですが、毎年9月1日〜3日にかけて行われるこのお祭りに、全国から25 万人もの観光客が訪れるそうです。そんなお祭りを一度見たいと思っていました。

 八尾町滞在時間が5時間というとても短い観光でしたが大変満足して帰ってきました。夜の10時から明け方にかけて町を歩いたわけです。ぼんぼりに照らし出された、石だたみの町並みは江戸時代さながらのようです。

 しっとりと落ち着いた町の中から涌き出るように踊りの列が進んで来るのです。唄い手、三味線、胡弓、囃手、踊り手(男3,4人、女3,4人)12〜13人のグループや、三味線だけの地方(じかた)、百人もの輪踊り、等々実に多彩な踊りが続きます。

 おわらの踊りの優雅さは、見る人誰をもひきつけてしまいます。編み笠を深くかぶって手や指先を巻くように風になびくように踊る美しさは、見事な舞踊というほかありません。
 生糸や、売薬などの商いによる豊かな富の蓄積で栄えた町の、”洗練された芸術”に触れたおわら風の盆でした。 (松K)

日立市「金沢支部ニュース」より