税金のムダづかいを進める自民、公明、民主の「オール与党」か、それとも暮らし・福祉の充実をめざす日本共産党かが問われています。税金ムダづかいの象徴が「オール与党」がこぞって建設をあおっている常陸那珂(ひたちなか)港です。総事業費は約7300億円と見込まれています。
すでに完成している港の北ふ頭には1日2隻しか入港していないのに、さらに中央ふ頭を建設中。ムダにムダを重ねています。同港建設には太平洋の波を防ぐ防波堤が必要となりますが、その防波堤は「ケーソン」と称するコンクリート製の巨大な箱をつなげて建設されます。
ケーソン1個の大きさは高さ22メートル、縦30メートル、横22メートル。高さは6階建てのビルに相当します。ケーソンは専用船に乗せられ、沖合いまで引かれて据え付ける場所で海に沈められます。
建設予定の防波堤の長さは6キロ。防波堤の事業費だけで2162億円にのぼります。すでに162個のケーソンを海に沈め、4.8キロの防波堤が完成しています。これまでに投じられた税金は1714億円に達しました。ケーソン1個当たり約10億6千万円になる計算。残る1.2キロの防波堤を完成させるためには、さらに約40個のケーソンが必要になります。約400億円を超える巨費が投入されることになります。
ケーソン たった1個分あまりで・・・
日本共産党は「県民には増税を押しつけ、税金を海に捨てる『オール与党』の県政では県民の暮らしは守れない。たとえば就学前までの乳幼児医療費の完全無料化(所得制限なし)なら、12億7千万円(ケーソン1個分あまり)で可能」と訴えています。 |