日本共産党茨城北部地区委員会                                   

「議会は解散すべき」 市民の多くの声を受けとめ辞職
                      
日本共産党常陸太田市会議員 宇野隆子
 5月31日、常陸太田市の臨時議会が開かれ、「弁明書」が賛成少数で否決されました。
 宇野たか子議員の「弁明書」提出提案に対する反対討論には満席の傍聴席から拍手が送られました。しかし自主解散にいたる見通しがないなか、同議員は住民と議会の多数の意思を尊重し、辞職し声明を発表しました。声明は次のとおりです。


                           声 明
 
 日本共産党は、市民の多数とともに議会の早期解散を求めて奮闘してきた。
 本日(5月31日)の臨時議会で日本共産党の私は、解散しないことについての議会の弁明である「弁明書」に反対討論をおこない、採決の結果、賛成少数で「弁明書」は否決された。
 しかし、自主解散の要件である「4分の3の出席で5分の4の賛成」に至る見通しがないなかで、住民こそ主人公の立場で活動することを基本に議員活動をしてきたものとして、議会は解散すべきだとの市民の多くの声を真摯に受けとめて、自ら議員を辞職して議会の解散を強く求めるものである。
 私は議員辞職後も、市民のみなさんとともに、住民こそ主人公の議会をめざして力をつくす決意である。                       
2006年5月31日                       
                       日本共産党常陸太田市議会議員    
                               宇野 隆子

 「弁明書」提出に対する宇野隆子議員の反対討論
 日本共産党の宇野隆子です。
 議員提案第4号 常陸太田市議会解散請求にたいする弁明書の提出について、反対の立場から討論を行います。
 提出者木村徳二議員と20名の賛成者によって、ただ今弁明書の提出についてご提案されました。

 私は常陸太田市民から、地方自治法第76条第1項の規定によって議会解散請求がなされたことにたいする弁明書の提出は必要なしの立場から、弁明書の内容については踏み込んで意見を述べることは差し控えたいと思います。
 私はこの間、数回にわたって開かれた議会の全員協議会で「住民の多数の声を真摯に受けとめて、議会は自ら解散すべきではないか」と一貫して主張してまいりました。解散請求に必要な全有権者の3分の1を大きく上まわった23,005人分の重みを真摯に受けとめて解散すべきです。再度、議員各位の同意を求めたいと思います。
 議会解散の賛否を問う住民投票を待つまでもなく、すみやかに解散をすれば市民の解散請求にたいする議会の弁明書は必要ありません。しかし弁明書を可決するということになれば、市民の多数の意思に背をむけて、自主解散はしないという表明になります。住民こそ主人公の立場から、弁明書の提出に反対し討論といたします。

 (主旨をわかりやすくするため、一部表現の方法を変えてあります。)

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