茨城県議会 共産党提出の意見書案を自民、民主、公明などが否決
地元は町あげて「米機訓練移転」拒否なのに・・・
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茨城県議会第4回定例会は最終日の12月16日、日本共産党県議団が提出した「米軍F15戦闘機の百里基地への訓練移転計画の撤回を求める意見書案」を、日本共産党以外のすべての会派の反対で否決しました。
採決に先立ち、日本共産党の山中たい子議員が討論に立ち、同基地を抱える小川町長、町議会が「断固反対」の立場をとっていること(→参考)を強調。13日の県議会予算決算特別委員会で山中議員の質問に、橋本昌知事が「地元の声を最大限尊重する。地元が反対なら反対だ」と答弁したことをあげ、「今こそ本議会の態度が問われている」と指摘しました。
山中議員は米軍水戸射爆場を日本に返還させた歴史を紹介し、「『米軍基地はいらない』が県民の総意」とのべ、可決を強く求めました。
自民、自民県政、民主清新、公明、無所属の「オール与党」会派は日本共産党の意見書案について、みずからの考えを一切表明することなく否決しました。同定例会で米軍訓練移転問題を取りあげたのは、日本共産党以外ありませんでした。 |
(「しんぶん赤旗」2005.12.17) |
山中議員の討論を動画で視聴できます。→52:00頃から約1分間
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