ちん電ニュース
以前の記事 その2
参考リンク
  ・鹿島鉄道を守る会
 
日本共産党
茨城北部
地区委員会

最新記事     以前の記事・その1  その3


・新しい動きに積極支援を! 存続させる会が県、日立市、常陸太田市に要請
・「運動をもうひとまわり広げ、日立市の姿勢を変えさせよう」−−大曽根市議
・日本共産党議員団 −− 岡山電気軌道を視察

                                   「日立市議団ニュース」



 市民出資の新会社、岡山電気軌道の申し出
 新しい動きに積極支援を  存続させる会が県に要請
 「日立電鉄線を存続させる会」は15日、橋本昌知事宛に市民出資の鉄道事業の受け皿会社設立など存続に向けた新しい取り組みへの支援を要請しました。日本共産党の県議、日立市議らが同席。(要請書全文は→こちら

 小野瀬代表らは、市民運動による新会社設立、岡山県内で路面電車を運行している岡山電気軌道が運行支援を申し出るなどの新しい動きが始まっていることをあげ、積極的支援を要請しました。
 具体的には、(1)県が中心になった存続のための利用者団体や市民も参加した対策協議会の設置、(2)電鉄線を公共交通機関と位置づけ、上下分離方式(運行と鉄道資産を分ける)を採用し、鉄道施設は県が資産譲渡を受ける、(3)市民団体と県、日立市、常陸太田市が出資する「第4セクター」方式による、新会社設立への努力、(4)岡山電気軌道参入への積極的支援、(5)鉄道再生プラン(運行本数、駅との連携バスの運行、駐車場などの整備)を対策協議会でつくる−−をあげました。

 応対した室町正男企画部副参事は、「両市の判断を尊重するのが県の態度」としたうえで、「岡山電気軌道にもでかけ、先方からの公的支援額の試算を受け取りそれを精査中。日立市、常陸太田市とも協議したい」と答えました。

 日立、常陸太田市にも  会が要請

 同会は、日立市、常陸太田市にも支援を要請しました。(要請書全文は→こちら
 電鉄・松場社長が、代替バスも「不採算なら縮小」と言っていることに対して、市民から、無責任だ」という不信の声があがっていることを紹介。
 日立市の根本茂助役は、「電鉄線廃止はやむなしが市の判断」としながらも、市民が新会社を設立し、岡山電気軌道が運行する方式について、「それもひとつの方法だろう」との認識を示しました。

 常陸太田市の萩谷暎夫総務部長は「(市民の新会社設立、岡山電気軌道の動きに)期待したい」としたうえで、日立電鉄線の日立市内の営業距離(13キロ)に見合った「日立市の支援があれば」とのべ、「皆さんの要請内容は市長に伝えたい」と語りました。(04年10月16日「しんぶん赤旗」より)


 "常陸太田市は黄門ゆかりの地"
 日立電鉄線存続ぜひ  全国の運動交流し懇談
 「在来線を守る全国連絡協議会」の永島盛次事務局長が10月1日、常陸太田市を訪れ、「日立電鉄線を存続させる会」と懇談しました。

 懇談には、日本共産党の大内久美子県議も参加。懇談の席上、「存続させる会」側が高校生や沿線住民の存続運動、県や日立、常陸太田市両市の議会答弁の内容などにふれ、(1)高校生の運動が沿線住民を励まし、存続を求める署名が総数で5万人を超えた、(2)日立市が廃止を容認し、常陸太田市が存続を求めている、(3)電鉄の株主。日立製作所が廃止のシナリオを描いてきた、(4)市民出資の受け皿会社設立の動きがある−−ことなどを説明しました。

 永島氏は、全国各地の廃線反対運動にふれ、「廃線されたところは、街が死んでしまう。鉄道を守るということは高校生、沿線住民、街を守ること。『廃線反対』の一点での運動が大切」と強調。「常陸太田市は水戸黄門ゆかりの西山荘があるところで、全国的に知られている。電鉄線が廃止されれば(常陸太田までの)“盲腸線”のJR線も廃止されてしまう危険がある」とのべ、存続運動を激励しました。(04年10月2日「しんぶん赤旗」より)


投 稿
         「鉄道は未来の財産だ」−−ちん電を守る妙案がいっぱい
              NHKテレビ「ご近所の底力」から学ぶ   −−  永井孝二



 日立電鉄廃止   日製がシナリオ
 電鉄、日立市に働きかけ       
茨城県議会委 大内県議が暴露

                                     質疑要旨→こちら

 日立電鉄線の廃止計画問題で、同線を運行する日立電鉄(電鉄)の最大株主・日立製作所(日製)が廃止のシナリオを描いていたことが24日の県議会予算特別委員会でわかりました。日本共産党の大内久美子議員が明らかにしたもの。 これまで日立製作所は「電鉄とは別法人。廃止は電鉄が決めたこと」などとしていました。

 大内委員の調査によると、日製は「(存続に積極的な)常陸太田市を(代替バスの)議論のテーブルににつかせることが最大のポイント」「市民フォーラムの存続活動が乗車人員の確保につながっていないことを知らせてほしい」などと電鉄に指示。電鉄は「代替バスで常陸太田市を土俵にあげることを考えて日立市課長と打ち合わせをする」「常陸太田市には日立市課長から働きかけてもらう」などと報告するなど、廃線のための環境作りの相談を重ねています。

 大内委員は「住民の願いに背を向ける大企業の横暴」と批判するとともに、市民出資の受け皿会社を立ち上げる動きがあると強調。「県は存続に向け住民とともに新しい動きをつくる責任がある」と迫りました。
 橋本昌知事は、「難しい」という認識を示しながらも、「大内議員の言われるような道もあるかも知れない」と答えました。

 日立市は当初から「会社経営が悪化しており廃止はやむを得ない」などと、会社の"出先機関"のようにふるまってきました。本紙の取材に日立市の担当課長は「日製のシナリオは関知していないと」コメントしています。(2004年9月25日「しんぶん赤旗」より)  


 「地元2市と協議」 −− 県 答弁
 13日の茨城県議会本会議で、県企画部の麦島健志部長は日立電鉄線の廃止が計画されてる問題について、「来年4月から交通手段が失われることのないように地元2市と協議をしていく」と述べました。

 同線存廃問題をめぐっては日立市が廃止を容認。存続に積極姿勢を見せている常陸太田市はホームページで日立電鉄に代わる新たな鉄道事業者を募集中。
 沿線住民、高校生らは「通勤・通学、通院の足が奪われる」として存続運動を続けています。
 市民団体「日立電鉄線を存続させる市民フォーラム」などは県議会に請願を提出。(1)県が2市、電鉄会社などと調整する、(2)新たに運行をになう企業への支援、(3)調整が難航する場合は猶予期間を設ける−−などを求めています。

 答弁で麦島企画部長は、鉄道施設保有と運行を別事業体が運営する「上下分離方式」について、「今後の応募状況を見極めたい」としたうえで、「できるだけ早期に一定方向が見いだされるよう地元2市と協議を進めていく」と述べました。(2004年9月14日「しんぶん赤旗」より) 



9月議会で、大曽根市議が市に再検討を強く要求「日立市議団ニュース」



 ちん電存続求め沿線の5高校生が祭り
 日立電鉄線(愛称「ちん電」)の存続を呼びかけて高校生たちが8日、常陸太田市内で「ちん電祭り」を開きました。沿線の県立5高校の生徒会でつくる「日立電鉄線の維持存続を求める高校生徒会連絡会」の主催。そろいの青いTシャツをきた高校生たちが手づくりイベントで存続をアピールしました。

 祭りでは、高校生バンドの演奏のほか、署名行動や日立電鉄本社、自治体、国土交通省への要請などの活動記録を展示し、模擬店も並べました。
 飲み物を売っていた太田二高生徒会副会長の関梨乃さんは、近所のお店に祭りのビラを置いてもらいました。「後輩のためにも通学の足をなくさないで欲しい。地球環境的にも電車はいい乗り物なんです」と話します。

 住民も高校生を応援します。日立市大沼学区コミュニティ推進会副会長の金澤和男さん(71)は「(廃線になったら)年寄りが病院に通うにも困るし、特に高校生が困るよ。なんも難しいことじゃない。電車は公共性の非常に高いもので、地域の文化財でもある。もうけだけでつぶしちゃっていいのか」と語りました。

 「ちん電はみんなの財産だ!」と題し、研究者や市民をまじえたシンポジュウムも開かれ、(1)日立電鉄線を存続し通学利用者の学習権を保証する、(2)鹿島鉄道のように少なくとも5年間は廃線を凍結し、関係自治体ともに財政支援を行いながら協議機関を設置し検討する−−ことなどを県などに求める緊急アピールを採択しました。
 連絡会会長で佐竹高生徒会長の渡辺博則さんは「大切な思い出をうばわれてはたまりません。ちん電を未来に走らせましょう」と呼びかけました。

 常陸太田市長代理があいさつ。日本共産党からは大内久美子県議らが参加しました。(04年8月10日「しんぶん赤旗」より)

 「すずき産地」サイトでも紹介しています。



 日立電鉄線存続へ尽力を
                   存続させる会が県、日立、常陸太田に要請
 
 日立電鉄線の問題で、「日立電鉄線を存続させる会」は6日、橋本昌知事、樫村千秋日立市長、渡辺龍一常陸太田市長の三者に、鉄道としての存続に力を尽くすよう求める要請書を提出しました。(要請書全文
 これには、五十嵐武夫、小野瀬文夫の両代表をはじめ沿線住民、日立、常陸太田市の日本共産党議員、大内久美子県議らが参加しました。

 応対した日立市の吉成助役は、「日立電鉄の経営が悪化しており、財政的にやっていけない」と繰り返し、廃止はやむを得ないという認識を示しました。いっぽう常陸太田市の萩谷暎夫総務部長は「公共交通のなかでも、地方鉄道の存続は難しいが、新たな事業者に当たっている」とのべ、あくまでも鉄道として存続させたい考えを強調しました。

 県企画課の室町正男副参事は「日立電鉄に代わる新たな鉄道事業者をさがし、鉄道存続の可能性をさぐっていく」と言明。同時に「(存続を求めている)常陸太田の一市だけでは、県が支援していくのが難しい」とものべました。一行は、「県が日立市を説得してほしい」と要請しました。(2004年8月7日「しんぶん赤旗」より)


吉成助役に要望書を手渡す小野瀬代表ら(8月6日、日立市役所)


 日立市への要請に参加した日立市金沢町の永井孝二さん(写真、後列右)から一文が寄せられましたのでご紹介します。

   ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

 8月6日「日立電鉄線を存続させる会」は、日立市長、常陸太田市長、県知事に対して日立電鉄線の存続を求める要請行動を行いました。私は日立市長への要請のみに参加しました。
 席上住民の声を求められ、およそ次のように発言しました。
 「ローカル線の廃止をめぐる全国の例では、問題が決着するまでに少なくとも2、3 年はかけているのに、わずか5ヶ月で廃線届をだした日立電鉄を容認している日立市の姿勢に強い憤りを感じる。
 バスに転換した場合、交通渋滞や環境汚染はどうなるのか、納得いく説明を何も聞いていない。70年も続いた交通文化を無くするのか、守るのかという問題である。
 少なくとも日立市は、日立電鉄に4月1日の廃線時期を延長させて、県、常陸太田市、住民、電鉄を含めた話し合いがもてるよう努力すべきではないか」
 



日立市6月定例議会での日本共産党市会議員の発言等は、
「民主日立」〔7月号〕でお知らせしています。
こちら(PDFファイル)


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