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「車両売却やめて!」  佐竹高生徒会  日立電鉄に
 日立電鉄線が三月末で廃線になった問題で、存続運動を続けてきた県立佐竹高校生徒会(小室早紀子会長)は、車両や設備、部品の売却を計画している日立電鉄にたいして「復活はありえないと言われているようだ」と抗議するとともに、県と日立、常陸太田の両市に(1)廃線による地域住民への影響や交通渋滞などの調査、(2)鉄道部品の売却を再検討するよう日立電鉄に申し入れること−−などを求めました。
 日立電鉄あての抗議文では、車両や設備の売却計画について「怒りがわいてくる。今後復活はありえないぞ、と言われているようだ」と同社の姿勢を批判。
 代替バス利用の生徒から聞き取った▽到着時刻が予定より遅れる▽朝、家を出る時刻が早くなった▽バスは乗り心地が悪い▽運賃が高くなった▽土・日曜日の本数が少なく、最終バスが早すぎて不便−などの声を紹介し、「あらためて通学生の大変さが伝わってきた」とのべ、同線復活を求めています。
 同校生徒会が事務局になっている「日立電鉄線の維持存続をもとめる高校生徒会連絡会」は「日立電鉄線の優活をもとめる高校生徒会連絡会」に名称を変更し、運動を続けていく方針です。(2005.3.29「しんぶん赤旗」)



廃線一ヶ月  日立電鉄    「会」が調査
 「車を運転できないお年寄りが困っている」、「バスが遅れて、JRに乗り遅れる」−−日立電鉄線(18・1`)が3月31日の運行を最後に廃線になってもうすぐ1カ月。利用していた人たちや沿線住民がこんな声を上げていることが「日立電鉄線を存続させる会」のアンケート調査(4月20日現在の中間集計)で分かりました。
 アンケートは同線駅周辺の住宅やJR利用者に返信はがきをつけて配布。172人から回答がありました。
 「毎回のように電車を利用していたので不便」、「運転できない人は自由に買い物や病院に行けず、不自由な生活をおくれというのか。いじめというほかない」、「雨天時、バスが遅れることが多くJRに乗り遅れる」などと廃線後の不便を告発しています。
 行政にたいしては「健常者もいつかは老人になる。行政は老人が外に出る機会を奪っている」、「行政がもっと支援すべきだ」、「日立市の努力がみえないまま廃線になって残念」という声が寄せられました。
 「第三セクター方式に移管して存続を」、「(公的支援について)税金を公平に還元していることを立証できれば問題ない」、「市民参画型の交通として再スタートできないか」という提案もありました。
 復活を希望する声は8割を超え、復活運動に協力したいという意見も出されています。(2005.4.27「しんぶん赤旗」)



日立電鉄線復活へ集い
県と地元2市に申し入れへ
 3月末で廃線になった日立電鉄線の存続運動を続けてきた「日立電鉄線を存続させる会」は24日、日立市内で同線復活に向け「知恵を出し合うつどい」を開き、同線沿線住民やこれまで利用していた人たち60余人が参加しました。

 地元有志による和太鼓でオープニング(写真上)。同会の小野瀬文雄代表が「復活させる運動は大変だが、知恵を出し合っていこう」と主催者あいさつ。
 「廃線の影響とこれからの街づくりの課題」と題して講演した環境自冶体会議の上岡直見氏(写真下)は、復活に向けて▽まちづくりとのリンク▽行政による「住民が移動する権利」の保障と実態調査▽公的支援▽重要設備の保全−などの必要性を説きました。

 参加者からは「常北太田駅(常陸太田駅側の同線起点駅)から大甕駅(日立市のJR常磐線接続駅)まで代替バスを利用しているが、定刻に着いたことがない」「久慈浜(日立市内の同線駅)地区は不便になった」「一人ひとりが声を上げ、行政を動かしていこう」などの声が出されました。
 「つどい」では、県と日立、常陸太田両市に(1)代替バスや交通渋滞、中高生への影響などの実態を調査し、対策を講じる、(2)鉄道敷きや駅などの施設を残すこと、(3)住民とともに鉄道再生プランをつくり、復活に向けた取組みを進める−−を申し入れることを確認しました。(2005.4.26「しんぶん赤旗」)  →参考(根本陽一日立市議サイト「ようちゃん日記」)



 "ちん電復活≠めざす若い力はすばらしい!
永井 孝二(日立市金沢町)
 3月27日午後1時から2時まで常陸太田市の常北太田駅前広場で「 さようならイベント“ありがとう ちん電”」が開かれ約300人の高校生や市民が参加した。
 「日立電鉄線を存続させる市民フォーラム」と「日立電鉄線の維持存続をもとめる高校生徒会連絡会」(略称「ちん電守ろう会)の共催であった。
 オープニングは県立佐竹高校吹奏楽部の演奏が行われたが、指揮をとった遠島吉夫先生が「吹奏楽部にも7、8人の利用者がいるのに、廃線はとても残念です。できるならちん電再開・復帰のコンサート≠ノも出たいです」とのべると、会場から盛んな拍手が起きた。
 県立太田二高2年の中橋美央さん(17)は「この取り組みの中で、授業では学べな い 大切なことを学んだ。これからは復活≠めざして取り組んでゆきたい」と述べ た。
 続いて日立市の大沼学区コミュ二ティ推進会の中井保行氏(60)は「東北から出て日製に就職した独身寮時代からずっと沿線に住み続け、ちん電と共に歩んできた。それが地図から消えてしまうのは残念でならない。これまでの取り組みについて、若い力にもありがとうを言いたい。復活≠ニいう新しい言葉が出されたが、私も若い人たちと"復活の夢≠追って行きたい」と共感を示した。
 「鉄道友の会」会員で常北太田駅の近くに住む北見氏は、31日までのちん電の定期券を示し、紹介したあと次のように訴えた。「小さい頃からちん電に慣れ親しんできた。日立の職場へ通うのに意地でもちん電を利用してきた。それがなくなるのは常陸太田市の衰退につながると思う。この街はJR常陸太田駅との2つの駅によって発展してきたからです。復活≠ヘ 難しいと思うが、それをかなえるのも地元の皆さんの協力があってこそです」。
 会場には佐竹高校の生徒たちが描いた日立電鉄線各駅のイメージパネルや写真が展示された。また、高校生たちの新たな文集『ちん電守ろう会 記録集─ちん電はみんなの財産だ─』(佐竹高校HPでも見られる)が販売されたが50冊が売り切れた。終始高校生たちの若い力でリードされたという印象を受けた。



こ ん ど は 復 活 だ
今月末に廃線 茨城 日立→常陸太田
 「ちん電」高校生が存続運動まとめ   −−全国の手紙が励みに−−

 今月末で廃線になる茨城県日立市と常陸太田市を結ぶ日立電鉄線(18.1`、愛称「ちん電」)の存続運動を続けてきた「日立電鉄の維持存続をもとめる高校生徒会連絡会」は26日、常陸太田市の県立佐竹高校でまとめの集会を開き、沿線各高校から20人余の生徒が参加しました。
 同連絡会の渡辺博則会長が「廃線は残念だが、運動はムダではなかったと思う。復活させたい」と主催者あいさつ。講演した法政大学非常勤講師の上岡直見さんは、「復活に向けて線路の保全が緊急課題」と指摘。廃線後は影響調査の必要性を強調しました。
 存続運動にとりくんできた高校生らが次々に発言。「私たちの運動が多くの人から認められ、支持されたことが何よりもうれしかった」「運動を通じて他校の生徒と交流できてよかった。友だちもできた」「社会勉強になった」「利用しているので、廃線になるのは悲しい」という意見や感想が出されました。
 集会は同線復活を求めるアピ−ルを採択しました。同連絡会は「日立電鉄線の復活を求める高校生徒会連絡会」への移行を検討。各校生徒会と協議していく方針です。
 佐竹高校の新生徒会長、小室早紀子さん(17)は「全国から手紙やはがきをいただいて励まされました。今後は復活を求める運動にとりくんでいきたい」と話しています。(2005.3.27「しんぶん赤旗」)



  
(「しんぶん赤旗」04.11.24)



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